APIM のリトライポリシーでリトライ時に content-length mismatch 発生する時の原因と回避方法

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質問

API Management でバックエンドからエラーが応答された場合に備えてリトライポリシーを設定しています。 しかし、リトライ動作時に Content length mismatch ProtocolViolation at forward-request のエラーが発生する場合があります。この原因と対処について教えてください。

回答

指定されたバックエンド サービスに要求を転送する forward-request ポリシーは既定でリクエスト body をバッファしない動作となるため、リトライが発生した場合 body データを含めず再リクエストが発生いたします。 この時、POST などの body を含むリクエストは Content-Length ヘッダで指定されたデータ長と実際の body データサイズに差異が生じるため Content length mismatch がバックエンドから応答されることがあります。
この対処として forward-request ポリシーのオプションで、buffer-request-body=”true” を指定いただくことでリクエスト body のバッファを有効化することが可能です。これにより、リトライのリクエストにも body データが含まれ Content length mismatch が発生しなくなります。

例:

<retry condition="@(context.Response.StatusCode==503 || context.Response.StatusCode==502)" count="3" interval="1" max-interval="3" delta="1" first-fast-retry="false">
    <forward-request buffer-request-body="true" />
</retry>

参考ドキュメント

API Management の高度なポリシー - 再試行

API Management の高度なポリシー - 要求を転送する



2020 年 11 月 04 日時点の内容となります。
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