Dynamics 365 の環境をコピーするとLogic Apps の設定もコピーされる

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この記事は 旧 MSDN フォーラム Japan Azure PaaS Support Team からのコピーとなります。
記載されている内容は 2019 年 8 月 22 日 時点のものとなり、現時点におきましては変更されている可能性がありますので、ご注意下さい。

こんにちは。
Azure PaaS Support Teamの清水です。今回はLogic AppsとDynamics 365に関する動作についてご紹介致します。

[問題]
Logic Apps のトリガーが設定されているDynamics 365の環境をコピーした場合、コピー先の環境にもトリガー情報がコピーされるため、意図しない形でLogic Appsが動作する場合があります。

[原因]
Logic Apps のトリガーをDynamics の環境に設定した場合、内部的に紐づきをさせるための情報が保存されます。
そしてDynamics側にてトリガーの条件に合致するイベントが発生した場合、上記の情報を基にLogic Appsが呼ばれることになります。

しかしながら、Dynamicsの環境をコピーし別の環境を作成した場合、上記の情報を含みコピーが行われるため、
コピーした環境において何かしらのイベント(データの更新など)が発生した場合においても、同じLogic Appsが呼び出される場合があります。
この動作は現時点では想定された動作になります。

[対処方法]
該当のLogic Appsの無効化・有効化を行うことで、Logic Appsとの紐づきを示す情報を再作成することが可能です。
こちらの情報は内部情報となるため、ユーザー側から確認できませんが、もしDynamicsとLogic Appsを連携させている場合には、ご留意頂けますと幸いです。